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腎臓病の基礎知識

透析治療が必要と言われた方

こちらでは透析治療について書かせていただきます。どうぞご参考になさってください。

日本腎臓学会の調査によると、国内で約1,330万人と推定されている慢性腎臓病(CKD)患者のうち、1年間で約3万8,000人(日本透析医学会2012年末調査結果から)が末期腎不全に陥り、透析療法を受けています。末期腎不全の治療法には、腎臓の働きの一部を補う腎代替療法と呼ばれる血液透析腹膜透析、そして根治療法の腎移植の3つがあります。また、血液透析では標準的な血液透析療法以外にもいくつかの選択肢が存在します。治療法としてはどれか1つを選択することになりますが、それぞれの療法のメリット、デメリットをよく理解した上で判断することが大切です。

血液透析、腹膜透析、腎移植をうまく利用することで、QOL(生活の質)を充実させた有意義な人生を長く送ることが可能です。1つの治療法を長く続けることは、その治療法のメリットを生かすことにはなりますが、長期的にみるとデメリットが増幅され、そこから生じる合併症が重篤化する危険性があります。理想としては長い療養生活の中で3つの療法すべてを行ってみることですが、実際には日本では血液透析を選ぶ患者が圧倒的に多く(2012年末で全透析患者の96.9%)、腹膜透析(同3.1%)、腎移植(年間 献腎移植170例程度、生体腎移植1,400例程度)となっています。

血液透析

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血液透析療法は、機械に血液を通し、血液中の老廃物や不要な水分を除去し、血液をきれいにする方法です。

 

【血液透析の仕組み】

血液透析は「Hemodialysis」を略して「HD」とも呼ばれます。血液透析では、血液を体内から外部へと出して機械を通して血液をきれいにし、再び体内に循環させます。このため、1分間に約200mlの血液を取り出す必要があり、これを長時間持続させるので、普通の血管ではこれだけの血液流量を確保できません。このため、一般的には利き腕の反対の腕でなるべく前腕の手首に近い部位、または親指の付け根に血液の出入り口となるシャントを作成します。シャントは、手術によって静脈と動脈をつなぎ合わせて太い静脈にしたものです。シャント作成の手術は局所麻酔で行われ、約1~2時間程度です。


週に決まった回数、施設に通院して治療を受ける血液透析では、まずシャント部に脱血用と返血用の針を刺します(穿刺)。その後、最初は低い血液流量で設定された血液ポンプが動き始めると、動脈側の穿刺針から体外へ血液が引き出されます(脱血)。その後、個々の患者で設定された血液流量まで徐々に上げていきます。体外へ引き出された血液は、血液ポンプを経てダイアライザーと呼ばれる、いわゆる人工腎臓に送られます。ダイアラザーの中で余分な老廃物と水分が除去されてきれいになった血液は静脈側の穿刺針から体内に戻っていきます(返血)。この循環を各患者で設定された透析時間の間続け、予定した水分量が体内から引き出されたところで透析が終了します。

腹膜透析

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腹膜透析療法は、お腹の中に透析液を入れ、自分の腹膜を利用して血液をきれいにする方法で自宅で出来ます。

 

【腹膜透析の仕組みと種類

腹膜透析はPeritoneal(腹膜)を使ったDialysis(透析)を略して「PD」とも呼ばれます。

腹膜とは、肝臓、胃、腸などの内蔵表面や腹壁の内面を覆っている膜のことです。この膜に囲まれた空間を腹腔と呼びます。腹腔内に透析液を一定時間入れておくと、腹膜を介して血液中の老廃物や塩分、余分な水分などが腹腔内の透析液側に移動します。老廃物や水分などが透析液に十分に移行した時点で透析液を体外に取り出すことで、血液がきれいに浄化されます。

腹膜透析の方法にはCAPD:連続携行式腹膜透析APD:自動腹膜透析の2種類があります。

 

CAPD(連続携行式腹膜透析)とは

1日に3~5回透析液を交換(バッグ交換)します。1回の交換にかかる時間は約30分です。朝・昼・夕方・就寝前など生活のリズムに合わせて、患者本人やご家族(介助者)が透析液の交換をします。

寝ている間に自宅で腹膜透析ができます

APD(自動腹膜透析)とは

主に寝ている時間を利用して透析液の交換を自動的に行います。日中の自由時間を多く確保するために開発された治療法で、毎日の通学や通勤が必要な児童、学生、社会人などを中心に腹膜透析患者の約40%がこの方法で治療を行っています。

※十分な透析量を確保するために、夜間に加え昼間にも腹腔内に透析液を入れておく方法もあります(CCPD)。

バッグ交換の仕組み

【バッグ交換とは】

腹膜透析のバッグ交換とは、新しい透析液をお腹の中に注入し、老廃物や水分などを含んだ透析液をお腹から取り出す(排液)するために必要な作業です。バッグ交換では、お腹から出ているカテーテルと新しい透析液が入ったバッグと排液用の空のバッグのセットを接続し、お腹の中の排液を出したあと、新しい透析液をお腹に入れます。その後、空になった透析液バッグと排液で満たされたバッグをお腹から出ているカテーテルから取り外します。

この接続・取り外し作業は、手動でも器械を用いて自動でも行うことができます。現在は、約30%が手動、約70%が自動で接続作業を行っています。自動的に接続を行う器械は音声ガイダンス付きのタイプが多いため、器械操作が苦手な方や目が見えにくい方でも操作がしやすくなっています。