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一般社団法人 沖縄県腎臓病協議会

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沖腎協について

代表者ごあいさつ

 会長 國吉 實(くによし みのる)

沖腎協会長 國吉 實

 第39回沖腎協腎臓病患者の集い(旧定期総会)にて会長に就任しました國吉實(くによしみのる)です。

 私たち沖腎協は、今年40周年を迎えることが出来ました。振り返ってみれば1970年代の頃は透析するのも優先順位があり、若い人や将来性のある人々が選択され、しかも高額な医療費がかかるため「金の切れ目が命の切れ目」と言われた時代でした。

 現在は更生医療が適用され、公的医療費助成等もさらに完備され「いつでも どこでも だれでも 安心して透析を受ける」ことが出来るようになりました。ひとえに現在の透析医療環境を獲得したのは、先達が命を懸けて勝ち得た権利であります。しかし近年の社会保障費予算の増大に伴い、診療報酬の削減、透析医療費の透析患者さんへの増加が厚労省で論じられるようになって来ております。

 温故知新、沖腎協40年の歩みを振り返り、これから将来の沖腎協の組織の発展のために何ができるかみんなで論じたいと思います。

 1976年に発足された沖縄人工透析会が同年「沖縄県腎臓病友の会」を結成し全腎協に加盟しました(当時は会員42名)。1981年に「沖縄県腎臓病患者連絡協議会」に名称変更後、2009年に社団法人化、「一般社団法人沖縄県腎臓病協議会」に名称変更しました。沖腎協の会員数も設立間もないころは、透析患者の約50パーセント近くが会員でした。その頃は、今ほど手厚い透析医療環境ではなかったので皆で結束して医療状況と、社会保障のさらなる改善をめざし活動を続けてきました。しかし患者会の創立時の熱き想いを知る会員が少なくなった現在、患者会の必要性が忘れられてきているように思います。

 平成10年頃では透析患者2,500名余、沖腎協の会員は1,500人余で組織率も42パーセントで会員数もピークの状態にありました。しかし透析患者が年々増えるなか、会員の数は年々減少しており平成27年度の沖縄県内の透析患者総数4,253人にもなりますが、沖腎協会員は620人で、これは15パーセント足らずです。この17,18年で会員が激減し、沖腎協設立時の皆の思いが忘れられようとしています。諸先輩が命を引き換えにして勝ち得た現在の透析医療環境を甘受している私たちがまとまり、後輩にも引き継いでいくことが義務だと思います。

 今年度の事業計画で委託事業とCKD予防講話、臓器移植啓発活動、40周年記念事業など多々ありますが、まずは組織安定と活動内容の充実をめざし会員拡大を最大の活動目標に皆さんのご協力を頂きながら活動してまいります。